言葉=記号+音

遠くの山並みに積もる雪がこちらからも見える。空気はとても澄んでいる。遥か西の名も知らぬ山がとても近くに見える。指を伸ばし触れればその凹凸さえ感じるほどに。僕の住む町では雪は残念ながら積もらなかった。40年くらい生きてきて、積もったことは右手の指の数程もない。学生時代に東京で降り積もる雪を見てとても感動したことを今でも覚えている。冷んやりとした手触りの雪。影を持たない雪。手のひらに乗った重力を知らない雪。一瞬で溶けてしまった涙のように熱い雪。

 

 



多感な時期(1997年の冬だったと思う)に聞いた音楽はいつまでも色褪せない。The Presidents of the United States of America の volcano を聞き返す。ペンタトニックスケールのリフ。可愛らしくておちゃめな曲調なんだけど、どこかしら悲しくて美しい。僕が聞いていたのは訪日記念盤のアルバムにある4trackバージョンだったんだけどYouTube にはなかった。

 

youtu.be

 

AM3:30
肺の奥がヒリヒリする…
どうやら風邪気味のようだ。
市販薬をプロテインで飲み下す。
目が覚めてしまった。

 

 

言葉=記号+音
エーテル状のイマジネーションと僕のノスタルジックな感情を記号と音に圧縮変換してみたけど、小さくつまらないものになってしまった。